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法政大学様との共同開発システムについて建設通信新聞で記事を掲載いただきました

当社と法政大学様で共同開発している天端計測のシステムにつきまして、
3月14日の建設通信新聞に記事を掲載いただきました。

従来では代表的な土木構造物の1つである橋脚を地上型レーザースキャナで計測する際に、
レーザーが照射できない天端部が死角となっており、
そのために足場やUAV(無人航空機)で対応しなければならない負担が生じておりました。

今回行っている共同研究では、
従来では出来杉計測時に死角となっている橋脚天端部の3次元データを、
SLAM技術を活用して廉価なLiDAR(レーザー式測距装置)と
ウェブカメラが一体化したものを交通量調査で使用する長尺ポールに設置し、
アウトドア用の台車に搭載して周囲を移動するだけで計測できる、
低コストで簡易かつ効率的に取得することを実現できるシステムとなります。

このシステムを用いて加賀田組様が施工している国土交通省直轄工事で実証実験とデータ整合を行い、
「取得した各種数値は、出来形管理基準と整合した」と、
実用化に向けての取り組みを進めております。

当社はこれからも産学の連携を強め、社会に貢献できる技術開発に邁進してまいります。

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