専門性とノウハウを活かし、公共事業で技術支援を担う

八藤後 茂樹

本店 土木部

2018年7月入社

大型公共事業の計画から完工までが守備範囲

建設会社での勤務経験を活かし、現在は、発注者から委託を受けて技術支援をしています。発注者とは、農業土木では農林水産省、一般土木では国土交通省。規模が大きく、専門的な知識や経験が必要な工事について、計画から予算、設計、施工まで一連の流れを発注者の立場で管理するという業務です。いわば、コンサルティングのひとつの形ですね。農業分野でもインフラの改修需要が高まっており、現在は、農地の給排水を中心とした工事の技術支援を行っています。

工事に関係するすべての人にとっての最適を

長岡エリアの6000haの農地で、シールド工法による直径3.5m×全長2600mの管水路新設工事のほか、古い菅水路の補修、揚水機場のポンプ更新の3事業が進行中で、それらの管理を担当しています。目指しているのは、発注者だけでなく、施工業者、そこに農地を持つ人々も含め、工事に関係するすべての人が幸せになるような工事です。たとえば、わずか2cmの勾配でも水はけに影響し、農家にとって大問題になることも。細部もゆるがせにしない工事を心がけています。

次の一歩を担う技術者の育成も使命だ

現在、土木では改修・補修工事が中心ですが、そこで求められるのは、対象物件の長寿命化だけでなく、いかに工事において省人化や機械化を進められるか。つまり、高品質で高効率な工事が提案できるかが重要なのです。当社が得意とするi-constructionや、新工法・新素材についての「知識」と、技術者一人ひとりの「経験やノウハウ」。その両輪がそろうことが大切なので、若い人たちにしっかりとノウハウを伝えることにも力を注ぎたいと思います。

メッセージ

当社には定年がありません。私も60歳を過ぎての転職ですが、後進の指導だけでなく、一技術者としてやりがいを持って働いています。